カシオ デジカメ撤退で窮地 Gショック以外ヒットなく安物メーカのイメージ強まる

カシオ デジカメ撤退で窮地 Gショック以外ヒットなく安物メーカのイメージ強まる

 カシオが窮地に立たされているようです。

 
カシオは立て直しに向けて、昨年5月にコンパクトデジタルカメラ市場からの撤退を正式に発表した。同社はGショックなど腕時計事業と電卓や電子辞書など教育関連事業が収益の柱となっているが、デジタルカメラ事業は市場の縮小などにより収益が悪化し「お荷物」となっていた。同社は同事業の採算を抜本的に改善することは難しいと判断し、撤退を決めた。18年3月期決算に資産廃棄などに伴う特別損失46億円を計上している。
 
カシオは1995年に一般消費者向けで世界初となるカラー液晶モニター付きデジカメ「QV-10」を発売。撮った画像をモニターでその場で確認できたり、気に入った画像をパソコンに取り込んで保存できることなどが受けヒットした。02年には厚さがわずか1センチ強で胸ポケットに収まる名刺サイズのデジカメ「EXILIM(エクシリム)」を日本で売り出し、わずか2カ月で増産が決まるほどの人気商品となった。最近では、11年から売り出した自分の顔を見ながら撮影できる「TRシリーズ」が自撮りできるデジカメとして中国でブームを巻き起こしている。
 
このようにカシオは革新的なデジカメを世に出してきた。かつてキヤノン、ソニーと並んで「デジカメ御三家」と呼ばれることがあったほどだ。だが、競合が台頭し競争が激化したほか、スマートフォンの普及でカシオのデジカメ事業は次第に苦戦するようになった。
 
国内のデジカメ市場は急速に縮小した。カメラ映像機器工業会によると10年に1,057万台だった出荷台数は18年には284万台まで減った。わずか8年で73%も減った形だ。TRシリーズも自撮りブームが一巡すると苦戦するようになった。こうした流れにカシオも抗うことができず、18年3月期のデジカメ事業の売上高は前期比34%減の123億円と大きく縮小し、営業赤字は5億円から49億円に膨らんだ。今後の回復も見込めず、撤退に追い込まれた格好だ。
 
「Gショック依存」というリスク
 
腕時計事業はGショックがけん引して成長してきたが、一方でGショックに頼る面が大きく依存リスクが大きい。電波ソーラー式腕時計のブランド「オシアナス」など幅広い品ぞろえを目指しているが、Gショック以外で収益の柱と言えるほどに育っているものは見当たらない状況だ。Gショックの今後の伸びも懸念される。
 
カシオは腕時計事業の規模を21年3月期に18年3月期の倍にする目標を掲げているが目標達成は予断を許さない。達成に向けてGショックのラインナップを広げるほか、海外のネット通販を強化することを表明しているが、目新しさはなく力強さにも欠ける。また、海外向けの廉価版腕時計が「チープカシオ」として若者を中心に15~16年ごろにブームとなって業績を押し上げたが、それも最近は下火になっている。
 
カシオが解決すべき2つの課題
 
腕時計事業は売上高が大きいだけでなく営業利益率が2割と高く利益の面においても貢献が大きい。カシオの業績を大きく左右する屋台骨となる事業だ。業績を上向かせるためにもGショックを強化するだけでなく、Gショック以外のヒット時計を生み出すことも求められている。
 
また、ブランドイメージを高めることも必要だ。カシオはGショックや他ブランドの高級モデルへのシフトを進めることで単価を引き上げて収益性を高めようとしている。しかし、ブランドイメージを高めきれていないことがそれを阻んでいる。「チープカシオ」のブームなどでカシオは「安物時計メーカー」のイメージが強まってしまい、ブランドイメージは以前と比べて低下している感がある。それにより単価を引き上げて収益性を高めることが困難になっているのではないか。
 
カシオは新たなヒット商品を生み出すことに加え、ブランドイメージを高めることが必要だろう。変革が求められている。
 
(記事を一部引用しています)

 カシオというと、やはり時計と答える人が多いのではないかな?と思います。カメラに詳しい人ならデジカメと答える人もいるでしょうが、それ以外の製品というとなかなか製品を思いつきませんね。

 製品をみると他にも、電卓、電子辞書、ラベルライター、キーボードなどを発売しています。そう言われるとそういうカシオ製品もあったねと思いつく人も多いのではないでしょうか?電卓などはカシオは有名ですが、かつてより使用する機会は少なくなっているようですね。個人ではスマホがあれば純分なので電卓を購入する必要性も少なくなりました。

 そしてカシオにはGショックの次となる製品が求められているようです。それはどうのような製品でしょうか?

<<下に記事が続きます>>


 それはやはりスマホでは代替とならない製品だと思われます。スマホは小さいコンピュータですので、基本的なことはスマホで何でもできてしまいます。マイクやカメラもありますので、ボイスレコーダーといったものも専用機は今後は怪しくなっていく可能性があります。電卓についても同様に、経理などで高速でキーを押せるような専用機や関数電卓のようなものを除いて、家庭にある小さな電卓のようなものは、もうスマホで問題なく利用できてしまいます。

 そうなると、堅牢性が求められたり(防水、耐衝撃、水中で使用可能な製品)、スマホより小さいもの(腕時計など)、電池で長く駆動するもの(時計、ラジオなど)、スマホには実装できない機能をもつもの(印刷機能、ソーラー充電機能など)、スマホのサイズでは実現できないもの(キーボード、物理キーがあると便利なもの、望遠レンズなど)などは、スマホのアプリとしては実装できませんので、そういうものが求められていくのだろうと思います。

 これらが求められる製品でユーザが必要とする製品を考える必要があるわけですが、そういう製品をみつけるのは苦労すると思いますので、しばらくカシオの苦悩は続くのかもしれませんね。

 詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。


(記事元)http://news.livedoor.com/article/detail/16109919/

 

カメラ業界・市場動向カテゴリの最新記事