「カメラが売れない」 ニコンの経営への懸念が広まる

「カメラが売れない」 ニコンの経営への懸念が広まる

 ニコンの改革に関係者は着目しているようですね。

 
 デジタルカメラ市場の急速かつ大規模な縮小や、半導体装置の販売が芳しくない状況を受けて、ニコンの経営戦略は迷走してきたように見える。それは、同社が環境の変化に適応できてこなかったと言い換えられる。同社の中期経営計画が短期間で修正されたことは、戦略の迷走と呼ぶべきだろう。
 
 本来、新事業の育成を進めるためには、既存事業から安定して収益が獲得されていなければならない。それが、経営資源の再配分を通した成長基盤の強化を支える。しかし、ニコンの場合、既存事業の収益下振れの懸念を抑えないままに、新しい事業に手を付けてしまった。
 
 こうしたケースでは中期経営計画が行き詰まることが多い。実際、ニコンの半導体装置事業では黒字化が達成できず、デジタルカメラ市場は同社の想定を上回るマグニチュードで縮小し続けた。
 
 2019年3月期の第3四半期、ニコンは増益を確保した。これは独蘭企業からの和解金支払いに支えられた。本業の収益は減少傾向をたどっている。
 
 現在、多くの市場参加者にとって、ニコンの収益力が高まる展開は想定しづらくなっている。どちらかというと、先行きの収益下振れを警戒する投資家は多いようだ。なぜなら、デジタルカメラに代わる“稼ぎ頭”が見当たらないからだ。
 
 見方を変えれば、市場参加者は、ニコンが現在の事業構造に変革を起こすことができるか否かに注目している。足許、米国を中心にIT先端企業の成長期待は低下している。世界の半導体市況がピークを越えたとの見方も増えている。2018年10~12月期、半導体大手の韓国サムスン電子の営業利益は前年同期比で29%減少した。液晶パネルや半導体関連の装置需要が低下するとの懸念は高まっている。また、デジタルカメラ市場では、価格競争が一段と熾烈化する恐れがある。
 
 現在の事業セグメントを前提に考えると、ニコンはヘルスケア事業の収益力増強に取り組まなければならない。特に、顕微鏡技術などを活かした再生医療分野への取り組みが重要になるだろう。
 
 問題は、ニコンのヘルスケア事業が営業赤字に陥っていることだ。比較的短い期間でヘルスケア事業の黒字化を実現するためには、同社が強みを持つ分野に集中して取り組むことが必要となるだろう。その意味で、ニコンにとって選択と集中の重要性は、従来に増して高まると考えられる。状況によっては、重要性が高まる分野に重点的に経営資源を再配分するために、ニコンがさらなる変革に取り組む展開もあるだろう。
 
(記事を一部引用しています)

 記事によれば、ニコンの主力事業であるデジカメ、半導体露光装置の販売があまりよくない状況で、新事業に手を付けていることにかなり懸念を持っている人が多いということのようですね。

 今のニコンの状況ですと、一般的には市場の成長も落ち着いて、シェアがそれなりに高い一眼レフで利益を得て、その資金を今後成長が見込まれる市場に投入してシェアを高めておくということが必要になります。コンデジについては、残念ながら市場自体が小さくなってしまったのでシェアをいくら高めても入る利益が少ないので、他に投資できるための資金が得られません。

 ですが、その一眼レフの市場もミラーレスの登場で急激に小さくなりつつありますし、ミラーレス市場に関しては、今後の成長が見込まれる市場ですが、他の会社も積極的に参入しているため、とても競争が激しく、値下げ競争などもあり利益幅が従来より少なくなる可能性もあります。ましてフルサイズミラーレス市場はかなり小さな市場ですし、かといってニコンはAPS-Cミラーレスなどには参入していませんので、かなり厳しい状況なのかもしれません。

<<下に記事が続きます>>


 なので今は医療事業が成功するまでなんとか我慢しないといけないわけですが、想像以上にデジカメ市場が縮小してしまっているので、それが成功するまで会社の体力が持つかどうかというところまできているということが言えるのかもしれませんね。

 まずはフルサイズ市場で優れた製品を発売したり、新たな付加価値を付けて差別化した商品をだすなどして高いシェアを維持することが重要なのかもしれませんね。

 詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。

(記事元)https://biz-journal.jp/2019/03/post_27157.html

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