オリンパス “ファンド介入でもデジカメ撤退しない 映像技術は大切”

 オリンパスのデジカメ撤退はあり得ないとしています。

 ――なぜ2011年3月期以降、1年を除いて毎年赤字の映像事業を続けるのでしょうか?
 
 オリンパスは今後、より多くの経営資源を医療事業(*5分野に分けていたが4月以降、内視鏡事業と治療機器事業の2分野に再編)に投入していきます。少なくとも見える範囲の将来、映像事業で培ったイメージング技術をコアにして医療事業が成り立っていくのは間違いない。つまり医療機器メーカーとしてグローバルで戦うには、強いイメージング技術があってこそなのです。
 
 またオリンパスにとって、コンシューマー分野である映像事業は資産として極めて重要です。映像事業はとにかく動きが速い。その運営ノウハウは治療機器事業にも必要なのです。治療機器事業も動きが速いですから。
 
 まったく違う事業環境を整えるために、治療機器事業のヘッドクオーターは米国に移します。それを支える会社の資産は、映像事業に頼るところが多々あるのです。
 
 ――それでも映像事業で培った技術を、「医療事業のR&Dで活かすだけでいい」「事業としては撤退せよ」という投資家の声があるのは事実。
 
 理屈の世界ではそう言えるかもしれないが現実的にはあり得ない。技術は客がいて、競合がいて、マーケットと対峙することで初めてブラシュアップされていくものです。
 
 ――さりとて映像事業の赤字続きはよくないですよね。
 
 もちろん。
 
 ――20年3月期後半くらいからブレークイーブンの見込みだとか?
 
 というより利益を出したい。19年3月期は中国の工場を閉めて、ベトナムだけになりました。ここが安定的に生産できるよう注力をせざるを得ず、従って新製品を生みだすリソースが足りませんでした。20年3月期の初めのうちも影響は残ります。安定してくる第3四半期辺りからイーブンまたは黒字の予定です。新製品をそれぐらいから出せますから。今後は新製品を年2、3機種出していきます。
 
 ――スマートフォンに押されてデジカメ市場は縮小の一途ですが、それでも大丈夫だと?
 
 そうですね。我々が理解している限りではデジカメ全体は厳しいですが、その中でミラーレスカメラは比較的安定して増えています。ミラーレスカメラのお客さんは底堅いのかなと。そこで一定のシェアをキープできれば、利益は十分確保できるでしょう。そのために新製品を安定的に出していきます。
 
(記事を一部引用しています)

 オリンパスはデジカメ事業からの撤退はないとしています。米国のファンドはオリンパス株の5%を所有していて、そしてそのファンドの人を取締役に迎えることを決定していました。通常、ファンドというのは自分の利益を最大限に考えるので、外国ファンドの人が取締役になるということで、赤字のデジカメ事業から撤退する可能性があるのではないか?と言われてきましたね。

 ですが、オリンパスとしては赤字ではよくないけれども、映像技術があってこそ世界で戦える医療メーカになると考えているようで、そのことを考えると簡単に撤退することはできないということのようですね。

 これと同じようなことはソニーにもあって、ソニーは携帯電話事業のXperiaの事業があまりよくないのですが、今後の5Gなどの通信技術を習得するためには携帯事業は大事だとして、今後もXperiaなどの携帯電話事業を継続するとしています。

 どちらにも言えることは、基本となる技術を手に入れるために、それらの関連事業を継続していくことは大事だということですね。

 ですが、ファンドが入ると利益追求になってしまい、あまりよくないイメージがつきまといます。それはなぜでしょうか?

<<下に記事が続きます>>


 特に海外のファンドでは投資した資金を回収するために、ギリギリまでのコストカットを行ったり、将来の投資を最小限にしてまで利益を出すようなことをする場合があります。本当に無駄なコストや研究費を見直して最適化する場合にはそれでもいいのですが、本当に必要な将来の投資までをカットしてしまうと、それこそ会社としての将来の芽を摘んでしまうという可能性もでてきてしまいます。日本的な経営の場合は緩やかに他の事業に移行していくことも多いのですが、海外ファンドだとできるだけ搾り取ろうとして、結果的に投資した会社から利益を得たものの会社そのものは疲弊して、たち行かなくなるという可能性もでてきてしまいます。

 なので、このあたりはお互いに話し合って長期的な視点から考えていく必要があるわけですが、現在はまだお互いにどのような関係なのかわからないので、オリンパスにとっていい方向にいくといいなと思いますね。

 詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。



(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190401-00198412-diamond-bus_all

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