ニコン フルミラーレス市場参入遅れを認識 レンズ生産効率向上で挽回を狙う

ニコン フルミラーレス市場参入遅れを認識 レンズ生産効率向上で挽回を狙う

 ◇ミラーレスに本腰

── カメラ事業はいまも中心ですが、市場は右肩下がりです。どのような戦略で臨みますか。

馬立 スマートフォンの影響でカメラ市場は急激に縮小しています。スマホと競合しないレンズ交換式カメラ市場は、一眼レフからミラーレスへと大きく切り替わろうとしているところです。率直にいって「フルサイズ」(センサーが大きい高級機種)のミラーレスは参入が遅れましたが、昨年発売した商品「Z7」はいろいろな賞も受賞し、高い評価を得ました。キヤノンやソニーと競合していますが、従来のニコンの地位を維持する必要があると考えています。

── 中期計画ではカメラ事業で安定的に200億円の営業利益を上げると掲げました。

馬立 コスト低減に注力します。調達コストを下げること、サプライチェーン(供給網)の再最適化を行います。もっとも重要な部品がレンズで、最新の技術を用いてレンズをより短工期かつ低コストで生産する改革を中期計画の期間中に実現します。

(記事を一部引用しています)

フルサイズミラーレス市場への参入遅れを認める

ニコン社長へのインタビュー記事が掲載されています。記事ではカメラに関するものから、金属3Dプリンタ、半導体露光装置、今後に期待がかかる医療事業に関するインタビューが掲載されています。今後のニコンの動向を示す記事として、興味のある人は読んでみるといいかもしれません。

今回はカメラ事業に関する部分のみを抜き出してみました。記事によれば、今後のカメラは一眼レフからミラーーレスへ大きく切り替わるとしています。ミラーレス市場が拡大していくという表現ではなく、一眼レフから切り替わるという表現が興味深いですね。これはすなわち、一眼レフがミラーレスに置き換わると明言しているにも等しい表現のように思えますね。なので拡大解釈すると、ニコンは一眼レフからミラーレスに切り替えようとしているとも考えることができるかもしれません。

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利益確保のためコスト低減に注力

さらに今後の方針として、安定的に利益を出すためにはどのようにするのかというと、主にコスト低減を考えていくそうです。以前にも当ブログでも紹介しましたが、レンズの検査などにAI技術を利用してコスト低減をしていくようですね。その他にもレンズの収差を数値で判断できるシステムなども導入済みで設計段階における効率化も目指していたようです。この数値による効率化が可能になるとAIによる自動的なレンズ設計の可能性もでてくるのでAI技術の応用は期待がかかるところですね。

ですが、コスト低減による利益の確保というのは、王道すぎるというか一般的すぎる内容です。何かしらの新製品やイノベーションを通じて利益を確保するという方向性も考えて欲しいと思いましたね。

詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。


(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190819-00000001-economist-bus_all

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