ニコン 最終益74%減少に下方修正の衝撃 映像事業の計画見直し必至か

ニコン 最終益74%減少に下方修正の衝撃 映像事業の計画見直し必至か

 ニコンは11月7日、2020年3月期(19年4月~20年3月)連結業績予想を下方修正し、売上高が前回予想から500億円減の6200億円、営業利益が320億円減の200億円になる見通しだと発表した。純利益も当初の計画から250億円減の170億円(前年比74.4%減)に落ち込むとしている。映像事業、精機事業の計画見直しが影響した。

 カメラなど映像事業については「(10月以降に)期初の想定よりさらに厳しい市場と競争環境が見込まれる」と判断し、売上を250億円下方修正。また、さらなる市場縮小下でも収益を安定させるために構造改革を実施し、関連費用50億円を計上する。営業利益の予想は、220億円引き下げる。

 精機事業では、FPD(フラットパネルディスプレイ)露光装置、半導体露光装置の売上の一部が、顧客都合や台風被災の影響により来期へ繰り延べされるため、収益減を見込む。この他、産業機器事業などでは、アジア顧客を中心に設備投資計画が後ろ倒しになっていることから販売計画を見直し、収益が悪化するという。

 同日発表した20年3月期の上半期(19年4~9月期)連結業績は、売上高が2910億円(前年同期比13.3%減)、営業利益が175億円(同42.9%減)、純利益が163億円(同28.4%減)だった。

(記事を一部引用しています)

映像事業さらに厳しく

ニコンが2020年3月期連結業績予想を発表しました。2019年4月~20年3月の決算みたいなものになりますね。まとめると売上高が500億円減少、営業利益は320億円減少、純利益も250億円減少と、かなりの落ち込みになっています。特にカメラ市場は当初の想定よりさらに厳しくなっているとされ、売上高も映像事業だけで250億円減少するようです。なかなか厳しい状況にたたされていますね。

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カメラのイノベーションまったなし

カメラについてですが、これまで大きなイノベーションは3回ありました。まず一つがオートフォーカスの実用化、二つ目がデジタル化、そして3つ目がミラーレス化です。それによってカメラボディやレンズそのものを買い換える必要が出てきましたし、初期のこれらの性能はあまり良くなかったため、後から高性能なカメラが次々と発売されるような状況になりました。すると、旧機種はすぐに陳腐化してしまうため、ユーザは新しい製品の購買意欲をかき立てられ、数年に一度はカメラを買い換えるという状況が続いていました。

ですが、最近のカメラはほとんど完成の域に達していて、最も重要な画質やオートフォーカスの性能などは必要十分な性能になってしまっています。そのためその性能で満足できてしまっている人は、それ以上、カメラを買い換える必要がありません。こうなると、新製品のほうが高性能だと分かっていても買い換えるまでもないよねということになり、カメラで撮影することが好きな人で、カメラを所有している人でも新製品への買換えを躊躇してしまいます。

一眼レフからミラーレスに移行して、像面位相差センサーが利用できるようになると、常にセンサーが被写体を捉えることができるようになりました。そのおかげで被写体を判断して追尾することなどが簡単になっています。それが人間の瞳を追尾する瞳AFですね。こういう被写体を追尾する機能というのは、一般のユーザにも利便性の高い機能だと思われますので、このような機能にはイノベーションの可能性が残されていそうです。

例えば自分の子供の顔を登録しておけば、大勢の子供がいる場所でも自分の子供だけを追尾してくれるなどの機能などを実装すると既存のカメラユーザも買い換えてくれるかもしれません。また4k動画を撮影しつつ、画質の劣化なく静止画も撮影できる機能なども需要がありそうですよね。こういう便利な機能があれば買い換えてもいいなと思わせる何かの付加価値を付けていくことが買換えを促すためには非常に重要になるのではないのかな?と思います。そして、もちろんミラーレス化に続く4回目の新たなイノベーションというのも研究していく必要があると思いますね。

詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。

(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191107-00000071-zdn_n-sci

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