キヤノン 「新型コロナの影響は全容つかめず影響があるとしか解らない」

デジタルカメラ市場を取り巻く環境は2020年も厳しさを増す。カメラ映像機器工業会(CIPA)が発表した20年のデジタルカメラ総出荷見通しは前年比23・3%減の1167万台と、19年の同21・7%減(約1521万台)からさらに縮小ペースが速くなる。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00010001-newswitch-bus_all

 

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、各社の新製品が集結するCPプラスの中止が決定。個人消費の落ち込みや生産・販売への影響も危惧されているが「まだ全容をつかみきれず、影響があることしか分からない」(キヤノンの戸倉剛常務執行役員)。カメラ市場の冬はまだ続きそうだ。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00010001-newswitch-bus_all

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デジカメ市場が想定以上の縮小

ニュースイッチがデジカメ市場の状況について報告しています。

記事によれば、2019年のカメラ販売台数は前年の21.7%減少ということだったが、2020年は23.3%減少する見通しだとしているようです。2019年で20%以上も市場が縮小しているのに、2020年はそれ以上に減少が予想されているようで、かなり厳しい状態になっていると考えることができますね。

レンズ交換式カメラのメーカ別では2019年度の実績でキヤノンは前年の17%減少と大幅に減少しているのですが、ニコンはもっとひどくて27.1%減少しているようです。ニコンは、これまでフルサイズ機や高額な機種しか発売していませんので台数として目減りするのは当然と言えそうですね。

そのぶん製品価格が高くなっているからいいんじゃないか?と思うかもしれませんが、他の記事によれば今年は映像事業が1999年以降で初の赤字になるかもしれないと言われているので、とても順調とは言えない状況です。

新型コロナウィルスがカメラ業界に追い打ち

そして、ここにきて新型コロナウィルスの影響がカメラメーカにも出始めています。いまや電子機器の製造には中国工場が欠かせない存在になっていて、どのように影響があるのか見通せない状況が続いている可能性があるようです。実際に記事にもありますが、キヤノンは影響があることは事実だが、どのような影響がでるのかわからないとしています。この影響があるのは事実という言葉は大きいですね。影響は避けられないが、どの程度になるかわからないということになります。

ニコンも同様に考えているようで、例えば先日発表されたNikon D6については、新型コロナウィルスの影響で発売が延期されたり、供給が遅れる可能性が明記されています。

それもそのはずで、例えばある部品を例えばベトナム、タイといった工場で生産していたとしても、それらの一部材料を中国から輸入しているというようなことは当たり前のようにあると思われます。日本でも、例えばマスクを製造したいのだけど、ゴムの部分は中国から材料を輸入していて、それがないと製造できないというようなこともあるようです。カメラでも、他の国で製造して取り寄せている部品でも、実は意外なところで中国が関わっている可能性があり、全容を見通せないというのは正直な意見だと思いますね。たぶん、今のほとんどのメーカは、どの部品がどのように製造されていて、何の供給が中国から滞るとどういう影響がでるのか、必死にリスク表のようなものを作成していると思われます。

このようになるとカメラメーカも製造したくても製造できないという状況になる可能性があり、ただでさえ市場が縮小して綱渡り状態の経営状況になっているところに、まさに泣きっ面に蜂という状況になる可能性があるため、本当に今回の新型コロナウィルスの影響はいい迷惑ということになりそうです。

新型コロナのようなものはSARSが2002年、MERSが2012年に流行または確認されていて、今回の新型コロナウィルスは2019年の発見、流行です。ほぼ10年おきに1回程度で流行しているような状況で、特に中国における新たなリスクとして考えなければいけないのかもしれません。

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