スマホがあれば時計は不要?? 腕時計業界の脅威に カメラと同じ道を進むのか

 ただ、これまで安価なデジタルカメラやカーナビなどを駆逐してきたスマートフォンが、腕時計業界にも脅威となっているのが現状だ。若年層にとって常に携帯しているスマホを見れば時刻は分かるため、わざわざ腕時計をはめる必要はない。また、腕時計を見ることは目の前にいる人に「退屈させているんだろうか」などと心をざわつかせないとも限らないが、スマホをチェックするついでに時刻を確認するのなら、相手にそこまでのマイナス感情を呼び起こすことはない。

 そうしたことから、若年層の腕時計離れが確実に進んでいる。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200223-00000007-jct-bus_all&p=1

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スマホが時計メーカを脅かす?

JCASTニュースが日本の時計メーカの状況について報告しています。画像はNikon Z 50です。

記事によれば、スマホがついに時計メーカまでも影響を与えつつあるようです。10万円以下の中価格帯の腕時計が売れなくなっていて、シチズンなどは前年実績比で70.1%減という大幅減益を見込んでいるそうです。かなり大幅な減益となりそうですね。

その原因はスマホにあるとされ、スマホがあれば時計など付けなくても時間がわかるので、わざわざ時計を付けなくてもいいということのようです。そのため、普段から時計をつける人は少なくなってきていて、10万円以下の中価格帯の時計というものが、かなり売れなくなっているようですね。そのため、その価格帯で高品質な腕時計を大量生産して利益を得るというビジネスモデルは通用しなくなっているようです。

これはカメラでも同じようなことになっていますよね。これまではコンデジがカメラの主役でしたが、スマホの登場でコンデジが淘汰されてしまいました。筆者も以前は常にバッグにコンデジを入れて持ち歩いていましたが、いまは普段の記録用の写真としてはスマホで十分になってしまっています。それと同じようなことが時計メーカにも起きているということのようです。

以前は学生でも時計をしていたのが普通ですが、最近は時計をしない人が一般的になってきているようです。スマホがあれば時間がわかるのでそれも理解できるところです。資格試験の会場などでは、100円ショップで購入したような時計や、旅行用などの携帯型の置き時計を試験会場に持ち込んでいる人を多くみかけるようになりましたが、たぶんその人は腕時計を持ってないのでしょうね。資格試験会場には時計がない場合があり、時計の持ち込みが認められている場合がありますが、スマホを机上に置くことはできません。なので、100円ショップで購入した安い時計や、小さな置き時計を持ち込んでいるのでしょう。筆者も海外滞在時に、現地のホテルの時計やアラームは信頼ができないので、アラームつきの置き時計をわざわざ持って行っていましたが、今ではスマホで十分になってしまっています。

ただ時計に関してはビジネスマナーの観点や、実際にスマホを持てない状況があるので、カメラとは少し状況が異なるかもしれません。営業の人などは時計着用がマナーと考える人は今でも一定数ありますし、時計を頻繁にみると失礼ということから、腕時計のほうが相手に知られずにチラ見することができるというメリットがあるという事もあります。また接客業の人がスマホを常に持ち歩いて接客することは難しい場合もあるでしょうし、衛生的観念からスマホを触ることが難しいという場合もあると思います。

カメラメーカと同じ道を歩むのか?

このように廉価な時計が売れなくなるというのは、廉価なコンデジが売れなくなるカメラと同じような状況にあることを意味しています。でも、スマホの前にガラケ(フィーチャーフォン)の存在もあったわけで、それ以前にもっと影響があったはずだと思うのですが、今になって影響が現れたというのはちょっと不思議にも思えますね。

一般的に安い製品が売れなくなると、他の機能を追加して付加価値をつけたり、高価格機種に特化したりして高い価格の製品を購入してもらうようにするのが、一般的な対処方法です。カメラメーカも、スマホでは不可能の大きなセンサーを搭載したコンデジや、光学ズームを搭載した高級コンデジを発売して、販売台数より利益向上を目指してなんとか対応しようとしていましたが、なかなか完全な業績の復活というのは見えない状況です。

時計メーカもスマートウォッチや、自社の高級ブランドへ注力するなどして力を入れているようですが、カメラメーカと同様になかなか高価格の腕時計を購入してもらうというのは、今となっては難しいのかもしれません。

日本には、セイコー、シチズン、カシオなど世界的にも有名なメーカが多いですが、今後はスマートウォッチなど分野の違う商品を販売したり、高級腕時計に特化したメーカになるなど変化していくのかもしれません。カメラメーカも同様に、ライカなどのような高級カメラだけを販売するようなメーカになってしまうのかもしれませんね。

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