オリンパスカメラ事業 韓国から撤退 市場縮小とコロナ影響

オリンパスカメラ事業 韓国から撤退 市場縮小とコロナ影響

オリンパス韓国は20日、韓国でのカメラ事業を来月30日で終了すると発表した。ソウル・瑞草洞(ソチョドン)本社にある直営店と公式オンラインショッピングモールも閉店する。

オリンパスは2000年に韓国市場に進出した。2009年に初めて一眼レフカメラとコンパクトカメラの長所を結合したミラーレスカメラの新製品を発表した。2012年までソニーと並び韓国のミラーレスカメラ市場を主導した。

だが市場変化に素早く対応できず立ち位置がますます狭くなった。ミラーレスカメラと交換式レンズを掲げて収益性を高めるために努力したが市場奪還は容易ではなかった。ここにこの数年間で韓国のカメラ市場が急激に縮小し難航が続いた。2月に新製品を出し意欲的に挑戦したが新型コロナウイルスという悪材料まで重なった。結局オリンパス韓国は進出から20年でカメラ事業を終了することにした。ただし日本と海外ではカメラ事業を維持する。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://japanese.joins.com/JArticle/266162

オリンパスが韓国市場から撤退

韓国の中央日報がオリンパスのカメラ販売について報告しています。

記事によれば、オリンパスはカメラ事業を来月の30日で終了するそうです。韓国のカメラ市場はかなり縮小しているそうで、そのためにカメラ事業を継続できなくなったのでしょうね。さらに新型コロナの影響もこの判断を後押ししてしまった側面もあるようです。

ですが、オリンパスお得意の医療関連機器については韓国国内での事業を継続していくとしています。これらの分野はオリンパスの韓国での売り上げの80%ということです。ということは、逆に言えばカメラ事業の売り上げは多くても20%以下ということになりますよね。全事業に対する売り上げの割合がかなり落ちていたということが言えそうです。

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海外進出には多大なコストが

既視感のある記事ですが、それは思い出してみたら2018年9月にニコンがブラジルから撤退し、販売子会社の事業の終了を発表したという記事でした。今回のオリンパスと同様の構図で、ブラジルでのカメラ市場の縮小が原因とされています。

日本国内で中国格安スマホなどを購入しようとするとと、アフターサポートが充実してなくて、故障したら中国へ送り返して製品を送り返してもらうなんてことが結構ありますよね。電話して問い合わせるようなことができる国内サポートがないと安心して製品を購入できません。

逆に海外で物を売る場合も同様で、現地での修理やサポート、問合せ窓口、保証などがないと消費者は安心して製品を購入できません。それらを充実させようとすると結構なコストがかかります。そのため、ある一定以上の売り上げが見込めないと、このさい撤退しようということになってしまうのでしょうね。

オリンパスのシェアは不思議で、日本国内では結構売れているのですが、海外でのシェアが低いのが特徴となっています。それでもアメリカなどではカメラシステム全体を小さくできることから、じわじわと人気がでているような状況です。せっかくのそのような状況も今回の新型コロナウィルスが水を差す形になってしまい、本当に残念ですよね。

記事では日本、韓国以外の海外での事業は継続していくとしています。これがオリンパスそのものがカメラ事業から撤退ということのきっかけにならないことを願いたいです。

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