ニコン、キヤノンがソニーに追いつくには数年必要 カメラのあり方を見直すべき

 キヤノンとニコンが合わせて3機種を新たに市場投入することで、ソニーのシェアは多少奪えるもしれない。しかし、状況を激変させるまでのインパクトには欠ける。ソニーと互角に戦うためには、ラインアップを充実させる「時間」が必要だ。あと数年はかかるだろう。

もっと根本的問題もある。フルサイズミラーレス一眼のポジションだ。レンズ交換型デジカメの中で、フルサイズミラーレスの販売台数は、過去一度も9%を超えたことがない。ピークでも8.6%、販売金額でもピークは20.1%にとどまった。いずれも18年12月、キヤノンとニコンが参入し盛り上がったときだ。

以後、パッとしない動きが続き、この6月は台数で6.6%、金額で14.6%と大いに「盛り下がって」いる。新製品効果もあって、この夏から秋にかけては多少活気が戻る可能性が高い。しかし、そう長く続くことはないだろう。カメラもレンズもまだまだ大きく、重いからだ。大きさ、重さをものともせず、高価なカメラと巨大なレンズを喜んで果敢に買う層は年々減少している。

もう一つ、大きな問題がある。キヤノンもニコンも、もちろんソニーも、今回の新製品では、コロナやアフターコロナ、ニューノーマルは全く考慮されていないからだ。コロナ禍のデジタル家電で、最も大きな打撃を受けたのはレンズ交換型デジタルカメラだった。

コロナを境に、カメラに求められる姿がさらに激変してしまうかもしれない。そろそろカメラという概念を一旦リセットして、ゼロから考え直す時期なのではないか。メーカー各社には、一歩「外に」踏み出す勇気を期待したい。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/162dcf05887baca43838680fe3fe2cb160a6f42c

キヤノン、ニコンはソニーに追いつくことができるか?

BCNがキヤノンとニコンがなぜフルサイズミラーレスを新たに投入しているのか開設しています。全文はかなり長いですので、記事元リンクからご覧ください。

記事によれば、キヤノンがEOS R5、ニコンがNikon Z 5を発売するなど、フルサイズ市場がかなり賑やかになっていると解説しています。これまでの市場は先行したソニーが製品のラインナップの充実化を強みとしてシェアを伸ばしてきたが、それに対抗する形でキヤノンやニコンがソニーに挑む形になっているとしています。

さらにニコンとキヤノンは別々の戦略を取っているとしています。ニコンはZ 6など高価格帯の機種から発売し、いまNikon Z 5を発表するというように高価格からはじめて、それから低価格帯のラインナップを充実させようとしているという戦略を取っているのに対し、キヤノンはEOS RPなど低価格帯のカメラから発売し、その後に高価格帯のEOS R5のカメラを発売するなど、逆の戦略をとっているとしています。

ですが、そのようなラインナップを拡充しても、ソニーの互角に張り合うためには、レンズ、カメラ、そしてそれらの性能で釣り合う必要があるため、ソニーに追いつくためには、まだ数年ぐらいかかるのではないか?としていますね。

ニコンは新型コロナウィルスの影響で2期連続の赤字が免れないかもしれないとしており、リストラも進行中のようです。このような状況で、ソニーと互角なラインナップを維持できるだけの体力があるかどうか疑問です。キヤノンについても3ヶ月決算で初の赤字となっており、こちらも様々なリストラをしている状況で、同じくソニーと互換な製品を揃えられるか疑問が残ります。カメラメーカにとってはかなり厳しい状況となってしまっていますね。

いま、フルサイズミラーレスが各社から発売され、市場を賑わせているわけですが、それでもフルサイズが充実すればカメラメーカにとってプラスになるのか?というと必ずしもそうではないかもしれないようです。

記事によれば、フルサイズのシェアは最大でも台数ベースで8.6%、金額ベースでも20.1%で、カメラ市場からみるとかなり少ない金額になります。コロナ渦の6月では金額ベースでも約15%のシェアまで落ちており、実際にはフルサイズ以外のカメラが売れている割合のほうが、かなり大きいということになっています。

そうなると売上げ的には、APS-Cミラーレスなどのカメラのほうが割合が高いことになりますので、メーカとしてはそちらの開発も非常に重要になると思いますね。

あらたなイノベーションが必要?

そして記事では、新型コロナウィルスの影響でカメラに求められる姿が激変するかもしれないとしています。そのため、カメラをゼロベースで見直す必要があると主張しています。

このことについては確かに一理あるのかな?と思います。既存のカメラは、ほぼ完成の域に達していて、一度カメラを購入してしまったら、壊れるまで使い続けても、さほど問題のない機能や性能になってしまっています。買い換え需要を促すためには、この機能は絶対に欲しいのでカメラを買い換えたいと思わせるような機能が必要です。そのためには、買い換えを促すぐらいのイノベーションが必要だと思いますね。

スマホがこれだけ様々なカメラに関する機能向上させてきたのは、カメラでできる機能があるのに、従来のスマホでは搭載できなかったため、それを解決するために技術革新を行ってきたからだと思います。小さいセンサーでノイズが多いとなれば、連写合成してノイズを低減させたり、ズームができないとなれば複数の単焦点レンズを搭載したり、小さいセンサーでボケが小さいとなるとAIにより被写体を認識して背景をソフト的にぼかすというようなことを行っています。これらは、すべて「必要は発明の母」という感じですよね。

カメラに関しては、今後の目指す何かがないので機能の単純なバージョンアップに終始しているような状況になっているように思えます。記事にあるように、既存のカメラのあり方にとらわれない何かが必要なのかもしれませんね。

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