フルミラーレス前年同月まで復調 シェアはキヤノン急進 ソニー下落傾向

 4月時点で、レンズ交換型全体よりもミラーレス一眼の落ち込みは大きく、販売台数前年比で19.7%と8割を超えるマイナスに達した。ところが、7月以降急回復。この9月は、販売台数で前年同月比97.8%、金額で90.3%と前年並みの水準に近づいてきた。昨年9月に起きた、増税前の駆け込み購入の反動で、レンズ交換型全体では、台数52.1%、金額56.3%と一時的にマイナス幅が拡大。こうした環境ながら、フルサイズミラーレスは大健闘している。

今年は、特にキヤノンが投入した新製品の販売が伸び、販売台数シェアで34.7%を獲得。43.9%まで落ちてきたソニーのすぐ背後に迫っている。ニコンは、主力製品がまだ発売されておらず、勢いは今のところ以前と変わらない。パナソニックは廉価モデルの投入で、5.8%と1桁シェアながらもようやく存在感が出てきた。一時ニコンを抜いたシグマは、ラインアップが1モデルだけということもあり、パナソニックに抜かれ2.6%に甘んじている。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/7783a67c05f02f133290f83980e0c2766cc93133

フルサイズミラーレスの需要が前年並みに回復

BCNがコロナ渦におけるカメラ市場について報告しています。

記事によれば、5月以降はカメラ市場が復活しつつあるようですが、その中でもフルサイズミラーレス市場の回復が力強いのだそうです。7月以降は急速に回復し、9月の販売は前年同月比で台数で97.8%まで回復しているとしています。かなり回復している様子がわかりますね。

これについては、個人的にEOS R5とEOS R6、ニコンのNikon Z 5が発売された影響も大きいのかな?と思っています。キヤノンのEOS R5に関しては事実上のキヤノンのメインストリームとなるフルサイズミラーレス機という存在で、これまでのキヤノンの一眼レフユーザはEOS RではなくR5のほうを待っている人も多かったと思います。そしてNikon Z 5についてはZ 6に近い性能で、かなり廉価な製品ということで、こちらも需要を喚起した可能性が高そうです。

グラフをみるとわかりますが、特にキヤノンは右肩上がりでシェアを伸ばしていることがわかります。EOS RやEOS RPも健闘しているとは思いますが、7月以降のシェアの伸びはEOS R5とEOS R6が牽引していることは間違いないと思いますね。

一方でニコンは残念ながら横ばいというより若干の右肩下がりというような状態です。恐らく8月9月にシェアが上昇しているのはZ 5が影響している可能性が高そうです。

前年同月まで回復はいい兆候か

前年同月までフルサイズ市場が復活しているというのは、良い知らせではありますが、それはどの程度まで復活したと言えることになるのでしょうか?

下記はCIPAが発表しているレンズ交換式カメラの出荷数の月間推移表です。

(記事元)http://www.cipa.jp/stats/dc_j.html

これはレンズ交換式全体の推移で、必ずしもフルサイズミラーレスに限った統計ではありません。ですが、これをみると9月という月は年間でもかなりカメラが売れる月であることがわかります。そう考えると、フルサイズミラーレスの需要は年間でもかなり高いレベルまで復活していることがわかりますね。これは良い傾向ということがいえるのではないのかな?というのが正直な感想です。

ただ記事ではフルサイズミラーレスは堅調に復調ということのようですが、一眼レフやAPS-C以下のミラーレスカメラの復調はまだまだということも言えると思いますので、そちらがどれだけ復活するのかといったことが、今後は重要になると思いますね。

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