●信用売り残増加ランキング【ベスト50】
※12月18日信用売り残の12月11日信用売り残に対する増加ランキング。
銘柄名 前週比 売り残 信用倍率
1.<7731> ニコン 1,488 2,502 0.94
2.<7211> 三菱自 1,301 4,992 4.00
3.<6584> 三桜工 998 1,488 2.69
4.<7261> マツダ 765 2,627 1.63
5.<3003> ヒューリック 710 3,133 0.17(記事を一部引用して意訳しています)
(記事元)https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20201227-00000004-stkms-stocks
ニコンの売り残が今週大幅増
Kabutanが各社株式の信用残ランキングを公開しています。
記事によれば、12月18日までの7日間で、株式の信用売りが増加した企業のランキング1位にニコンがなっていると報告しています。ということは、この1週間で株式の売り残が最も増えた企業がニコンということになりますね。
それでは、売り残とはいったいどのようなものなのでしょうか?説明は難しいので引用してみたいと思います。
売り残 (うりざん)
信用取引において、信用売り(「空売り」とも呼ばれます)をされて、まだ決済(買い戻し、または現渡し)されずに残っている株式の残高(株数)のことを指します。逆に、信用買いによって買われて、まだ決済が済んでいない残高を「買い残」といいます。信用売りは、証券会社から株式を借りて株式を売る(信用売り、空売り)取引です。信用売りは株価が下がると利益が得られる取引なので、売り残が多いということは株価が下がると考えている投資家が多いことを意味しています。
上記の引用がすべて説明してくれているわけですが、とりあえず今、証券会社からニコンの株式を借りて市場で売却し、後に買い戻して証券会社に借りた株を返すという人が増えているということになるわけですよね。つまり、株価が高い今のうちに株式を売って、株価が安くなったところで買い戻し、借りた株を返却すると、その差額で投資家が利益を得ることができるというもののようです。
ということで、この1週間でニコンの売り残がかなり増加しているということは、今後の展開でニコンの株価が低下するだろうと考えている人が、この1週間でかなり増えたということになるのかな?と思います。
この1週間で増えたのは、Nikon Z 6IIやNikon Z 7IIの販売成績が思わしくないらしいということも影響している可能性がありそうです。そのため、売り残が増加したということなのでしょうか?
6ヶ月耐えることができれば株価上昇の要因にも
信用取引では6ヶ月という期限が定められているのだそうです。だから、6ヶ月以内に株を買い戻して返さなければなりません。そのため、その間、カメラが売れるようになったり、半導体露光装置の成績が優秀だったり、大幅な黒字化が実現できたりすると、ニコンの株を買う人が増えてきます。そうすると、需要と供給の関係がニコンの株価は上昇します。
それに加え、売り残が大幅にあるということは、将来的に株を買う人が潜在的にいるということになりますので、株価がそこまで耐えることができれば、空売りをした人は強制的に値下がりしていない株価で株を買う必要がでてくるので、ニコンにとっては大幅な株価の状況につながる可能性もあるわけですよね。
なので、今後の株価がどうなるのか、経営の舵取りといったものも重要になってくるのかもしれませんね。
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