自動運転車のレーザーがカメラのイメージセンサーを破壊する可能性

 街中で簡単にカメラを使えなくなる可能性があります。

  
自動運転技術を支える、車両装備から発せられるレーザー(Lidar)。このLidarが、なんとデジカメのセンサーを破壊したという意外な報告が、海外から登場しています。
 
自動運転技術を開発しているJit Ray Chowdhury氏は、AEye社が開発したLidarシステムをソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7R II」で撮影していました。そして撮影した画像を見返すと、なんとどの撮影画像にも謎の光るスポットとラインが記録されていたのです。Lidarシステムはレーザーを照射して自動運転車に周囲を認識させるためのものですが、そのレーザーがα7R IIのセンサーに当たってしまったようなのです。
 
こちらは、壊れたカメラであえて真っ暗闇にて撮影した画像です。おお、センサーが破壊されると、こんなにも神々しいラインができてしまうのですね。ボディ価格でも23万円もするα7R IIが台無しですな…。
 
Lidarのレーザーは人の目には安全なように設計されているそうですが、カメラにとってはそうも言えなかったようです。AEyeのCEO・Luis Dussanは「カメラは最大で眼球の1000倍の感度ですからね」とArs Technicaに語っています。街中を自動運転車が行き交う未来では、デジカメでの撮影には注意が必要なのかもしれませんね。
 

(記事を一部引用しています)

 記事によれば、自動運転車に採用されているレーザーによって、カメラのイメージセンサーが破壊されてしまったそうです。

 自動運転技術では、自分の位置や障害物の有無、対向車などを判断する必要があるわけですが、様々なセンサーを利用して判断しています。例えば、電波を利用したレーダーが有名なところです。

 最近は韓国の巡洋艦によるレーダー照射事件について、かなり問題になっていますが、レーダという装置は電波を送信し、その電波が他の機体に反射して跳ね返ってきたものを受信することで、そこに「何か」があると判断する装置です。一般的には電波が利用されており、電波を送信することで跳ね返ってきた電波を測定することで、どこかに何がいるのかを判断できるという具合です。やまびこを考えるとわかりやすいかもしれませんね。

 レーダーは電波を利用するものですが、それ以外に物体の位置を判別する仕組みとしては、電波以外を利用するものもあります。例えば光、赤外線、音波、超音波などがありますが、その一つとしてレーザーを利用した検出装置もあります。

 電波を利用したレーダーは、金属ではよく反射するのですが非金属のものは反射しにくいという性質があります。そのため木造のものや人体などはレーザーを利用した検出のほうが優れていると言われています。

 車では複数の検出装置を利用して、車、人、木、建物など様々な物質の位置を判断しているのでしょうね。

 というわけですが、そのレーザーがカメラのイメージセンサーに当たってしまうと、センサーの素子が破壊されてしまうかもしれないということのようです。記事中の写真が破壊されたセンサーで撮影した夜景のようで、縦横のラインが入っていることがわかりますね。

 ひょっとしたらプロトタイプということで、強いレーザーが出力されていた可能性もあるわけですが、もし市販車でセンサーが壊れてしまうほどのレーザーが出ていたとしたら、カメラだけでなく、スマホ、他の車に搭載されている自動運転用のイメージセンサ、防犯カメラのイメージセンサ、様々なセンサーがダメージを受けてしまう可能性があるかもしれません。

 そうなるとうかうかカメラで撮影しているというようなことができなくなる可能性もあるわけで、どこかで折り合いを付ける必要があるわけですが、たぶんこのテスト車の出力の問題で、市販車にはもっと出力の弱いものが利用されるのではないのかな?などと想像しています。

 ある技術を確立しようとすると、他の技術にダメージがでてくる可能性があることを再認識したわけですが、それらの兼ね合いは非常に難しいことになりそうですね。

 詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。


(記事元)https://news.nicovideo.jp/watch/nw4677975

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