富士フイルム AI利用の写真管理サービスを開始も成功するか?

 富士フイルムがクラウドの写真管理サービスを始めるようです。

 
 富士フイルムは人工知能(AI)を活用し、インターネット上で大量の写真を管理する有料サービス「フォトバンク」を5月に始める。「撮りためた写真を整理したい」という顧客の声が多いことに対応。AIが写真から推測し、利用者の趣味や好みに合ったサービスを提案する「市場」などの機能も順次追加する。
 
 スマートフォンやデジタルカメラで撮影した画像に加え、アナログ写真もデジタルデータに変換し、ネットを通じて情報を処理するクラウドで預かる。AIが被写体や風景を解析した上で、「誕生日」「祭り」といったキーワードごとに自動でタグ付けする。利用者はタグを使って写真を検索できる。
 
(記事を一部引用しています)

 富士フイルムが写真を簡単に管理できるサービスを開始するようです。内容的にはデジタル化したアナログ写真、そしてもちろんスマホやカメラで撮影したデジタル画像をネットのサーバ上に保存するというような感じのようですね。

 保存した画像はAIが解析しテーマで写真を検索でき、好みの写真だけを検索して表示させたりすることができるようです。また特定の写真だけを公開し、オンライン写真展覧会のようなものができたり、このサービスと連携して別途有料のネットプリントサービスで印刷もできるというようなシステムも検討しているようですね。

 サービスは無料のプランもありますが、保存容量に従って価格が高くなる従量制になっており、価格は以下のようになっているようです。

・フリープラン 5GB 無料
・25GBプラン 25GB 190円/月
・50GBプラン 50GB 380円/月
・100GBプラン 100GB 750円/月
・以降50GBごと +370円/月

 価格的には比較的安価にも思えます。しかし他社の多くのライバルがいるなかで成功するでしょうか?少し調べてみました。

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 まず保存容量に関してです。6000×4000ピクセルの画像を出力する2500万画素のカメラでRAW出力の画像をjpegに変換すると、最高画質では1画像あたり約20Mbytesほどの容量になります。そうすると仮に25GBプランに加入すると単純に計算して、1250枚の画像を保存できることになります。1250枚で月190円と考えるとかなり割高な価格に感じますね。なのでRAWに近い画像を保管するというのには向いていないのだと思います。

 仮に画像サイズはそのままに圧縮率を高めたjpegにした場合、中程度の画質で保存すると1画像あたり約3Mbytesになりますので、25GBで約8000枚ほどの画像が保管可能になります。8000枚というと、一般的なユーザなら問題ない枚数とは思いますが、カメラが趣味でたくさん撮影する人にとってはあっというまに容量がなくなってしまうかもしれません。

 仮に3000×2000ピクセル程度に縮小し、中程度の画質で出力するとだいたい1Mbytes未満に収まりますので、25GBで約2万5000枚~3万5000枚ほどの画像の保存が可能になります。このぐらいになると、かなり安価で画像が保存できるなという感じになりますね。

 なので、撮影された画像を最大サイズ、最高画質で保管するというより、リサイズしたり画質を多少落とすなどして保管するカジュアルユーザ向けのサービスということが言えそうです。詳細はわかりませんが、自動リサイズなどに対応してくれるとうれしいですね。

 ライバルはやはりgoogleフォトですね。googleフォトはリサイズしない場合は17GBまで無料で写真が保管できます。またgoogleが自動で行ってくれるリサイズ機能によりリサイズした場合には、なんと写真枚数無制限で保存ができます。リサイズした場合、写真は約1600万画素程度(1620×1080ピクセル)にリサイズされてしまい、ファイル容量はだいたい500kb未満になります。

 しかもgoogleフォトでもAIにより画像解析がされていて、保存した画像を言葉で検索することができます。例えば、ラーメンで検索するとラーメンの写真だけを一覧で表示することが可能です。そばとの区別がつかないらしく、ラーメンで検索してもそばの写真が表示されるのはご愛敬です・・・

 ただネットプリントなどのサービスがないので、そのあたりは富士フイルムの新サービスのほうが様々なメリットがありそうですね。

 こう考えると、小さくリサイズされてもよくて、ただ保存できればいいという感じならgoogleフォトは無料で枚数無制限ですので、かなり魅力的です。1Mbytes程度まで圧縮した画像の保存を考えると、180円/月で3万枚ほど画像が保存できますし、ネットプリントなどのサービスとの連携があることを考えると富士フイルムの新サービスのほうが便利そうです。

 ただ無料というのはかなりインパクトがありますので、富士フイルムがどれだけオリジナルのサービスを提供するかがポイントになるかもしれませんね。例えば、撮影された写真をAIで判断して採点してくれるとか、撮影した写真のいいところ悪いところを指摘してくれるとか、このように撮影したらどうかというアドバイスをしてくれるようなサービスなど、これまでにはなかったサービスがあるといいのかもしれませんね。

 詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。



(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190316-00000073-kyodonews-bus_all

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