ニコン 中期経営計画を発表 脱カメラ企業の方針が鮮明 中高級機メーカに転身か

(記事元)https://www.nikon.co.jp/ir/management/midtermbusiness/pdf/2019/0509j_all.pdf

ニコンが中期経営計画を報告

ニコンが中期経営計画について報告しています。画像クリックで拡大します。

報告によれば、ニコンは新たな事業へ積極投資をして、新たな収益を得るための事業を創出しようと考えていることがよくわかるような内容になっています。その注目の事業の柱として期待されているのが、材料加工事業のようです。先日、3D金属プリンタの新製品が発表されましたが、そのような材料加工に関する製品を、ニコンの次の成長分野として育てていこうとしているようですね。

すべての報告内容をみると、とにかく事業の新しい柱として主力となる事業を創出したいという意思がよくわかるような内容になっています。既存事業については、新事業に投資をする資金を得るための金のなる木のように考えているかのような内容になっているようにも思えます。それだけ既存事業への危機意識があるということの現れかもしれませんね。

映像事業はどうなるのか?

そして映像事業については、かなり悲観的な予想となっているようですね。

カメラ市場については、ミラーレスへの移行が加速し、一眼レフ市場はエントリークラス市場を中心に将来的に市場が半減するとしています。さらにミラーレスのZシリーズについては、本来の魅力が発揮されるためには時間がかかるとしています。その理由はレンズラインナップが充実していないからとしていますね。

そのため今後の戦略としては、一眼レフなどの市場縮小に対応し、特に中高級機を購入するユーザを確実に取り込む施策が必要だとしています。そのためにはどうすればいいのでしょうか?そのための重点施策としてはZマウントシステムのラインナップの拡充を急ぎ、さらに一眼レフの中高級機を戦略的に投入することが必要だとしています。

今回の中期戦略方針においては、映像事業を含む既存事業については、収益力をとくに強化したいとしています。つまり、収益力が低い商品については今後は発売されない可能性も高いのかな?とも思えますよね。

もし、ニコンが本格的に他の事業を創出し、それを主力にしたいと考えている場合には、今後、一眼レフの特にエントリークラスについては新製品が発売されないか、少しだけ機能向上しただけの製品を発売するだけにして、利益を最大限に求めるような方針に転換する可能性が高いのかな?と思いますね。そして、ミラーレスに関しても収益力を考えると廉価なミラーレスを発売するのかどうかも疑問に感じてしまうような報告内容になっています。

Zシリーズの完成を急いではいるようですが、収益力の向上という観点から廉価なレンズも発売されるかどうかは不明で、特にAPS-Cミラーレス用のZマウントレンズについては、あまり期待できないのかな?という印象になりますね。

これらの内容から、カメラ事業に関しては収益力の高い中高級機のみを販売する企業へシフトし、今後の事業については映像事業以外へ注力していくことが明確になったと考えることができるような内容だと思います。一眼レフはともかく廉価なミラーレスは発売されることはないのでしょうか?きになりますね。

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