画質劣化?AF遅い?瞳AF使えない? Nikon Z用アダプタFTZの噂を検証

画質劣化?AF遅い?瞳AF使えない? Nikon Z用アダプタFTZの噂を検証

FTZに関する様々な噂があるようです

FTZを使うとAF速度が落ちる?
 
まずは合焦速度の違いを確認するために、Nikon Z 7に「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」と「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR+FTZ」を装着して試してみた。遠景にある同じ被写体を、大ボケ状態(最短撮影距離)からAFで合焦させるというものである。動画開始から約4秒後にシャッターボタンを半押ししてAFを作動させている。
 
「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」でも「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」+「FTZ」でも、まったく実用上まったく問題なく、素早く合焦していることが分かる。
 
考えてみればこれは当たり前のことだ。「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」と「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」はどちらもレンズ内モーターなので、基本的にはAF速度はそれぞれが内蔵するAFモーターの性能に依存することになる。
 
FTZを使うと描写力が落ちる?
 
ボディに直接装着するNIKKOR Zレンズに対し、FTZを介して使用するNIKKOR Fレンズ。もしかすると「専用レンズほどの精度がなく、解像感が落ちてしまうのでは」との不安を持つ読者がいるかもしれない。NIKKOR ZレンズとNIKKOR Fレンズで解像力を比較してみた。
 
そもそもレンズが異なるため描写もまったく同じにはなり得ないが、NIKKOR Fレンズの方も高画質に記録されているのがわかる。部分的に細かな描写の違いは見て取れるかもしれないが、それらはFTZを使用したことによる違いでなく、レンズ固有の描写性能の違いである。
 
FTZを使うと瞳AFが作動しない?
 
5月16日に新ファームウェア(Ver.2.00)がリリースされ、要望の多かった「瞳AF」が実装された。これによって、これまでもオートエリアAFで使えた「顔認識」より、格段に高精度な人物撮影が可能になったというわけである。
 
新たに搭載された瞳AFはNIKKOR Zレンズ使用時のみ可能……などということはなく、NIKKOR Fレンズ+FTZ使用時でも問題なく使えた。
 
ある程度までの距離は顔認識AF、近づくと瞳AFに切り替わる。そのタイミングも、NIKKOR ZレンズとNIKKOR Fレンズ+FTZで違いは見られなかった。
 
(記事を一部引用しています)

 既存の一眼レフ用のレンズをNikon Zで使用するためのマウントアダプタですが、様々な噂があるようですね。具体的には上記の記事のように、FTZを使うことで画質が劣化したり、AF速度が遅くなったり、瞳AFが使えないのでは?という噂というか疑問のようなものがあるようです。

 ということで、それを調査した記事がこの記事なわけですが、結局のところはすべて杞憂でしっかりと動作しているということが言えそうですね。

 このような疑問あるのは、たぶんFT1のマウントアダプタに制限があったことも影響していると考えられそうです。どういうことでしょうか?

<<下に記事が続きます>>


FT1には様々な制限があった

 FマウントレンズをNikon 1に取り付けた場合には中央のフォーカスポイントしか利用できませんでした。その後に改良されてAF-C(コンティニュアスAF)も利用できるようになりましたが、中央1点というのはちょっと残念でしたね。

 なぜNikon 1ではそのような制限があったのかはわかりませんが、像権位相差センサーの都合で、像面位相差センサー用に設計されたレンズでないと、歪みなどが弱い中央部しか利用できないといった噂などもありました。なので、今回のNikon Z用のマウントアダプタについても、何らかの制限があるのかな?と思いましたが、実際にはそのような制限なく、センサー全域で像面位相差センサーが利用できますし、動作は高速で、さらに瞳AFやフォーカスピーキングも利用できるということで、非常に便利に利用できるようですね。しかも、ボディ内手振れ補正とレンズ内手ぶれ補正が協調動作するというのだから、けっこうNikon Zですごいカメラなんだなと思います。

 このおかげで、特に焦点距離の長い望遠レンズの場合、広角レンズほどミラーレスによるメリットは少ないと思われるので、既存のFマウントの望遠レンズをFTZを利用してNikon Zで利用し、広角や標準レンズについては、新しくミラーレス用のものを購入するという節約ができるのもうれしいところではないのかな?と思います。

 詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。


(記事元)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/1192483.html

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