なぜニコンはZ 24-50mm f/4-6.3という焦点距離を選択したのか

——Z 5のキットレンズと、Z 7/Z 6のキットレンズの違いを教えてください。

NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3は小型軽量が特徴のレンズ、NIKKOR Z 24-70mm f/4 SはS-Lineの特に高い光学性能を持ったレンズです。

——24-50mmという焦点距離を選んだ背景と、フルサイズながら開放F値を追わなかった理由は何ですか?

フルサイズミラーレスをより多くのお客様に手に取って楽しんでいただけるよう、コストバランスと小型化を実現しながら、スナップ、風景、ペット、ポートレート、テーブルフォト、花やアクセサリーのクローズアップなど日常的にも使いやすく幅広いシーンで使える焦点距離というところで採用しました。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1267189.html

NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3というレンズになった理由

デジカメWatchがNikon Z 5に関してニコンとのインタビュー記事を掲載しています。記事では、テレコンバーターやバッテリー、Zシリーズカメラの近況などのインタビュー記事がありますので、詳細は記事元リンクからご覧ください。

インタビューでは、Nikon Z 5のキットレンズであるNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3について言及されていて、なぜこのような焦点距離になったのか、開放f値がさほど明るくないのかについて質問しています。その返答としては、コストと小型化、日常で幅広く使える焦点距離でNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3というレンズに決めたとしていますね。

焦点距離に関しては、確かに中望遠で一部を切り取るような撮影やポートレート撮影を好む人もいますが、スナップ撮影であれば個人的には広角~標準域の焦点距離で十分だと感じています。むしろ風景、建物を撮影する場合には、もうちょっと広角側が欲しいと思うことのほうがおおいような気がします。そう考えるとスナップ用途では割り切って24-50mmというレンズでも特に問題はないのかなという印象を持っています。

Zマウントの大口径化がレンズの小型化に寄与している?

NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3は非常に小型なレンズですが、このレンズも沈胴式のレンズとなっています。沈胴式のレンズはNikon 1のレンズで採用されてから、DXフォーマット用のキットレンズにも採用されていて、いまやニコンのお家芸のような技術となっています。

沈胴式のおかげで収納時には小さいサイズになるわけですが、逆に無理矢理小さいレンズにするような光学設計にする必要がないので、レンズの設計自由度が増して性能的にもよいレンズが作れる可能性が広がることになります。沈胴式は小型化だけでなくレンズ性能の向上にも寄与できる可能性があり、素晴らしい技術だと思いますね。

この沈胴式をレンズに採用できるというのはZマウントがかなり大きいということも寄与しているのかな?と思います。マウントが大きければ、鏡胴も大きくなりますので、そのぶん沈胴機構をレンズの中に取り入れる際の自由度が高まるはずです。Z 50のキットレンズもレンズの性能的にかなり素晴らしいにもかかわらず小型化を実現しており、それはZマウントが大きいことによる沈胴式の採用が大きいのかな?と思いますね。

レビューはまだ多くありませんが、NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3の画質についてもどのようなものか興味のあるところです。

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