EOS R5の発熱問題 静止画撮影だけでも発熱し動画撮影できず??

Gerald Undone @GeraldUndone
R5に関するさらに悪いニュース。写真を撮影して1分が経過するごとに、HQビデオを撮影する時間が減っていく。今日、1時間ほど30度の夏の天候で写真を撮影した。そして、その終わり頃にビデオモードに変更したところ、オーバーヒートの警告が表示され、熱のために撮影可能時間は残り0分だった。

Mjt23 @DutchMj143
Replying to @GeraldUndone
いくつかの質問に答えてもらってもいい?
1. 1時間の撮影中、カメラの電源をオンにし続けていたの?
2. どのような撮影をしたの(コンティニュアス、高フレームレート撮影?)
3. オーバーヒートの警告がでた後も画像を撮影し続けることができた?

Gerald Undone @GeraldUndone
1. YES。だけど1分後に液晶を非表示にする設定にしていた
2. ただのシングル撮影モード。全部でだいたい30~40コマの撮影しただけ。
3. YES。写真を撮影し続けることができた。そして低品質ビデオモード、またはクロップモードに変更することができたが、8k、4k HQと4k 60は選択できなかった。

(記事を一部引用して意訳しています)

EOS R5は静止画撮影でもオーバーヒートに?

EOS HDがEOS R5のオーバーヒート問題について報告しています。引用した上記の記事は、記事中で引用されているTwitterからのものです。

記事では、実際に気温30度で写真を撮影していた人のツイートが紹介されています。記事によれば、このツイートしている人は、かなりカメラを適切にテストする有名な人のようです。その人の報告によれば、EOS R5で気温30度のなかで1時間ほど、30枚~40枚ほどの静止画を撮影していたのだそうです。その後にEOS R5をビデオ撮影モードに変更したところ、熱が原因でオーバーヒートの警告が表示され、8k、4k HQ、4k 60pモードでの撮影をすることができなかったとしています。

1時間で30枚~40枚ということは、平均すると2分に1コマ程度ということになりますが、AF-S/ワンショットAF とはいえ連写している可能性あるので撮影間隔的にはもっと長いという可能性がありそうです。ですが、2分に1回ぐらいしか撮影しなかったのに、より高画質な動画モードが利用できないとなると、ちょっと衝撃的な状況ではありますよね。

記事では、このことをかなり辛辣に批判しています。冷却設計されていないことは信じられないとし、8k録画が可能な中華スマホですら冷却設計がされていて問題は起きていないと指摘しています。さらに、顧客を完全に無視していて、プロでも一般消費者でも、信頼性がおけないような製品を受け入れることができないとしています。

さらに記事では、もしオーバーヒートでシャットダウンするとしても、夏という季節は極端な状況ではなく、そのような状況でもシャットダウンが予測できなければならないとしています。もし仕様の表記通りの8k撮影では20分でシャットダウン、4kでは30分でシャットダウンということが、どのような状況でも同じであれば、予測可能であり対処できるが、上記の引用した状態になることがあり得るとなると、信頼性がないので4000ドルもするカメラを使用するようなカメラの愛好家、プロフェッショナルユーザは安心して利用することができないとまで論じています。

オーバーヒートの理由は?

なぜ静止画撮影だけでも、動画が撮影できなくなってしまうほどのオーバーヒート状態になってしまうのでしょうか?

カメラが発熱する原因としては二つあると考えられます。一つはイメージセンサーの発熱です。画素数が増えると電力量が急増しセンサーが発熱すると言われています。しかも、連写したり、動画のようにかなり多くのフレームレートで撮影をすると、つねにセンサーからデータを読み出しする必要があるので、それだけ加熱する可能性が高まります。そして、最近はセンサーシフト方式の手振れ補正機能が搭載されていて、1秒間にかなり多くセンサーを動かすことになるので、これも熱の原因になると言われています。

そして二つ目はイメージプロセッサの発熱です。イメージプロセッサはセンサーからのデータを加工したり、jpegに変換したり、時にはクロップしたり、ダウンサンプリングしたりするなど、撮影した画像を、様々なフォーマットに変換する処理を行っています。コンピュータで動画のフォーマットを変換する処理を行ったことがある人ならわかると思いますが、例えばオリジナルの動画データをより軽量なフォーマットや、解像度を小さくしてデータ容量を小さくする処理を行うと、CPUの使用率が100%になりものすごく熱くなるということを経験することになります。カメラのイメージプロセッサは、まさに、そのような状況になっていると考えられますね。

そして、今回のEOS R5のオーバーヒートですが、恐らくセンサーの発熱もあるのでしょうが、イメージプロセッサの発熱という可能性が高いように思います。イメージプロセッサは、恐らくEVFに表示する動画、背面液晶のプレビューに表示する動画も生成していると思われます。なので、EVFは仕方がないとしてもプレビュー表示させているだけでも、センサーからのオリジナルのデータを背面液晶に表示させるためにイメージプロセッサが稼働し、そしてかなりの発熱をする可能性があるのだと思います。

でも、それは他社でも同じです。それではキヤノンに関してだけなぜそのような問題が発生するのでしょうか?そもそもの原因ですが、完全に想像ですがこれがデュアルピクセルAFが根本的な理由ではないのかな?と思いますね。デュアルピクセルAFは、それぞれの画素数を半分にして全画素を位相差センサーとして利用できる仕組みです。ですが、それぞれピクセルを半分にしているということは、単純に画素数が倍になっていると考えることもできます。そのため、その画素から画像を生成するためには、他のメーカの2倍の画素から画像を生成する必要があります。画素数が見かけ上増えているので、イメージセンサーの発熱量も上昇しているだけでく、イメージプロセッサの負荷が高まるのではないか?と考えている人も多いようです。

そのため、EOS R5となると4500万画素の2倍の9000万画素の読み出しと、その画素から画像データを生成する必要があると考えられるため、発熱に対して脆弱な可能性があるという指摘もあります。以前の噂ではEOS R5は発熱の問題がありデュアルピクセルAFは採用されないのでは?といった噂もあったようですが、実際には採用され、そして、現実にはこのような問題が発生しているということになりますね。

ともあれ、かなり今回の問題は話題になっているようで、折角期待されていたEOS R5ですがイメージ的に少し残念な状況になってしまっていますね。

(記事元)https://www.eoshd.com/news/canon-eos-r5-overheating-warning-occurs-after-0-minutes-following-1-hour-photo-shoot-of-30-photos-says-gerald-undone/
(記事元)https://twitter.com/GeraldUndone

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