α7Cはソニーコミュニティからとても明白で本音の反応を得た。
■いいところ
ほとんどの人はフルサイズセンサーでα6xxxの筐体というアイデアを好んでいる。
■悪いところ
スペックと価格がおかしい。もし1399ドルかそれ以下だったら、これらのスペックでもokだっただろう。私は1399ドルならば、多くの人にとってのとても素晴らしいエントリークラスレベルの選択肢となると考えている。しかし、ソニーは1799ドルを要求し、そしてその価格ならば、少なくとも、4k 60p、新しいソニーのメニューシステム、デュアルSDメモリカードスロット、α7R IVと同じEVFと、よりよい背面液晶を得られることを期待する。
■解決法
現在のところ、このカメラは失敗だ。ソニーはいまただ一つの選択肢がある。ホリデーシーズンに合わせ400~500ドルの値下げをすることだ。そして、これらを将来のヒントにして、今から2年後のα7C IIの発表時には間違いを繰り返さないでほしい。
(記事を一部引用して意訳しています)
ソニーα7Cへの海外の反応
SonyAlphaRumorsがソニーのα7Cの新製品について報告しています。
記事によれば、フルサイズセンサーながら小型なサイズにしたことは素晴らしいとしています。ですが、価格がかなり高いというところが不評なようで、実際の価格と、実際の機能のバランスが取れていないと感じている人が多いようですね。
もし高い価格を要求するのなら、ハイフレームレートでの4k動画撮影能力や、デュアルメモリカード、よりよいEVFや液晶がなければならないとしています。
ソニーがフルサイズセンサーの小さいカメラを発売する可能性はあるかもしれないな?と考えてはいました。何しろ、恐らくAPS-Cセンサー用に開発されたマウントにフルサイズを入れているのですから、APS-Cミラーレスと同等のサイズのフルサイズミラーレスが発売されてもおかしくはありませんでした。ですが、実際に発売されてみると驚きは大きかったですね。
価格についてですが、大きなセンサーを小さな筐体にいれているわけですし、様々なものを再設計しているでしょうから、価格が高くなるのも仕方がないのかなと思っています。サイズが小さいのも一つの機能のようなもので、高機能のものを小さくするのにもコストは当然かかるわけですので、あるサイズ以上に小さくするような場合には価格に跳ね返ってくるのは仕方がないと思いますね。
恐らく他社には真似が不可能な領域
ご存じの通り、キヤノンはRFマウントを、ニコンはZマウントを採用しているわけですが、どちらも5cmを超える巨大なマウントになっています。ということは、新しいマウントでも造らない限り、キヤノンとニコンはソニーのようなフルサイズセンサーでありながら、α7Cに匹敵するような小型化なミラーレスを造ることは、事実上不可能な状態です。
ということは、小型な筐体にフルサイズセンサーを搭載させたカメラというのはソニーの独壇場ということになりますので、ソニーにとってはブルーオーシャンの領域となりそうです。そして、残念ながら他社は超小型なフルサイズカメラというのはマウント縛りがあるので造ることができません(SIGMA fpのようなものだったら可能だと思いますが、こちらも高さに関してはLマウントの制限があります)。
たぶんキヤノンなども対抗上、小型なフルサイズミラーレスを投入してくる可能性がありますが、マウント上部が筐体からはみ出したなで肩なカメラとなる可能性が高いと思いますね。軍艦部を設けられないので、たぶんソニーと同じくレンズの光軸上から外した場所にEVFを取り付けることになると思います。
ソニーはここが正念場ですから、あらゆるカメラについてかなり力を入れて発売してきていますよね。いよいよミラーレス化というイノベーションによって、これまで2強だったニコンとキヤノンの時代が終わるのでしょうか?
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