Nikon Z 6IIはZ 6と何が違う 本当に”新境地”の製品なのか??

Nikon Z 6IIとZ 6の違い

本日の21時から何かしらのオンライン発表会が行われるようですが、それに先駆けてニコンのWebサイト上ではNikon Z 6IIとZ 7IIの製品ページが公開されています。21時に合わせてページも更新されるのかと思ったら、いつもと同じ時刻、お昼過ぎにZ 6IIとZ 7IIのページが公開されたようですね。

そこで早速、何が違うのかNikon Z 6とZ 6IIの何がどう違うのかを調べてみました。本当は、スプレッドシートでZ 6IIとZ 6の機能の比較表みたいなのを作って公開しようと思ったのですが、調べてもほとんど同じで表を作るまでもないようなぐらいの違いしかありません。

スペックシートでの違いを以下にまとめてみます。仕様の変化はほとんどありません。

スペックシートで主に異なる部分

・Z 6IIはSDメモリカードに対応
・Z 6IIはデュアルメモリカードスロットに対応
・Z 6IIはシャッター速度が撮影モードMで900秒まで延長可能に
・Z 6IIは高速連続撮影が約14コマ/秒に向上(14bitRAW時も約10コマ/秒に向上)
→Z 6はそれぞれ約12コマ/秒、約9コマ/秒
・Z 6IIはオートフォーカスの検出範囲が-4.5EVから可能に
→Z 6は-3.5EVから
・Z 6IIはEN-EL15cバッテリーの利用になりEVFで最大約400コマの撮影が可能に
→Z 6は約310コマ
・Z 6IIはRAW 画像サイズLで124コマと連続撮影可能コマ数が向上
→Z 6は35コマ

 

こんな感じになりますね。ほとんど変化ないようですが、バッファが増え連続撮影コマ数が増えたというのはかなり進化かな?という感じです。ですが、大まかにみればほとんど変化がないという感じでしょうか?Z 6IIがZ 6のマイナーバージョンアップという感じは、仕様からはしてしまいます。

仕様には表れない変化も?

しかし、製品特徴をみてみると、仕様には表れていないようなスペックの違いがちらほらあるようです。具体的には以下のような違いがあるとしています。

デュアルイメージプロセッサの採用

Z 6IIではデュアルEXPEED 6を採用して、約14コマ/秒、最大124コマまでの連続撮影が可能になり、そしてAF/AEもすべてのコマで追従するとしています。このため、鉄道撮影などを高速連続撮影が快適にサポートするそうです。

イメージプロセッサはピクチャーコントロールなどによる画像の絵作りや、シャープネス、ノイズ除去などを行っているため、デュアルプロセッサになることで、これらも向上している可能性はありそうです。さらにEVFに関する処理も行っているため、より遅延の少ないEVFが可能になっている可能性も考えられそうですよね。このあたりは、実際に利用してみないとわからない部分だと思われますので、今後のレビューに期待したいところです。

AF性能の向上

人物、犬、猫の顔や瞳を検出する瞳AF、顔検出AFと動物AFが進化しているとしています。これまではオートエリアAFでの対応だったものが、ワイドエリアAFでも対応できるようになったようですね。複数の被写体がいる場合でも、ピントを合わせたい被写体を簡単に得られるようになったとしています。

これらは恐らくイメージプロセッサが複数になったことで演算能力が向上し、複数の被写体の判別も可能になっているのだと思われます。

見やすくなったEVF

仕様的にはEVFには違いがないようですが、サイトをみると連写時にもさらに見やすくなるように改良されているようで、連続撮影時の視認性が向上しているとしています。このあたりは、たぶん連写時のブラックアウト、または画像の停止などが低減されていて、連続撮影時の被写体の追従能力が向上しているということなのかなと思います。

HLG動画の出力が可能

最近は液晶テレビも4kテレビが主力になってきていて、そしてHDR機能の搭載が標準になっています。テレビにおけるHDRは、より広い明暗差を表現する仕組みです。ドラレコなどでもHDR対応のドラレコが増えていて、HDRに対応したドラレコは暗いところも明るく表示され、明るくて飽和してしまうそうなところも録画できるようなシステムになっています。

そのような機能がテレビでも採用されているのですが、テレビメーカが独自にHDRに対応すると録画機器や再生機器のHDRとの違いでしっかりと表現できないことがでてしまうため、HDRについても共通規格が作られています。最近の液晶テレビでは、HDR、HLG、ドルビービジョンというHDR規格に対応している製品が多いのですが、ニコンではこのうちHLGに対応した4k動画を録画できるということになるわけですね。ちなみにHLGはNHKとイギリスのBBCが開発した技術です。

このためZ 6IIで録画した動画は、HLGに対応したテレビで表示させれば、ダイナミックレンジの高い動画として表示できるということになり、これは優れた進化だと思います。

パワーバッテリーパック対応

Z 6にはなくて残念と思った人も多いと思いますが、バッテリーパックにZ 6IIは対応しています。シャッターボタンや親指AF、Fnボタン、コマンドダイヤルにも対応しているそうです。これらも仕様に表れない改良点ということが言えそうです。

その他細かな改善

チルト時に不意に電子ビューファインダーに切り替わってしまう問題を解決したり、撮影時に背面液晶のライブビュー画像から、情報表示を非表示にできる機能などが追加されているそうです。細かな要望を受けて改善したというところだと思われますね。

改善点は比較的多いがマイナーチェンジ感は否めない?

というわけで違いをみてきましたが、仕様的にはほとんど一緒だけど、機能的な使い勝手など細かな部分で修正をかけて、Z 6に関して要望が多かった機能を取り入れたという感じなのかな?と思います。正常進化だとは思いますが、革新的な機能というものはなくて、マイナーチェンジという感じは否定できないところだと思いますね。

これまでのサイクルから考えると、ニコンは4年に一度のモデルチェンジと、その2年後のマイナーチェンジという、これまでと同じサイクルを繰り返すのでしょうか?いまはかなり技術の進歩が激しいですので、2年ごとにフルモデルチェンジになるぐらいで開発しないとソニーなどには追いつけないのではないか?と心配になりますね。

あと、Z 6の立ち位置がどうなるかです。このまま販売し続け、価格を下落させることで、初めてフルサイズを購入する人が購入しやすいような製品にすることを考えているのか、それとも早めに製造を打ち切って新製品で価格が高くなったZ 6IIに注力するのかというのも気になります。Z 6を販売し続け高性能な製品を低価格にしてエントリークラスみたいな立場にするのも一つの手ですが、いまはZ 5もあるので立ち位置が難しいところですね。

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