Nikon Z 5が低輝度下でAF性能が落ちる理由はやはりセンサーが理由か??

——Z 5とZ 6を使い比べて気になったところがAFです。AFが合焦するまでの速度が、暗所や低コントラストシーンでは顕著にZ 5のほうが遅いです。またそれ以外のシーンでもごく僅かな体感上の違いにはなるのですがZ 5の方が遅く感じます。

AF担当(後日メール回答) :Z 6では撮像素子の違いによる読み出し速度の差などから、低輝度下でのフレームレート制御が異なるため、Z 5よりも合焦までの時間が早くなっています。Z 5ではローライトAFをOFFにすると夕暮れ時や暗めの室内といった薄暗いシーン、キットレンズ装着時にEV4以下程度のシーンでAF合焦までの時間が改善する場合があります。

——AFのアルゴリズム自体はZ 7/Z 6と同じ制御なのでしょうか?

足立 :撮像素子に合わせたチューニングの違いはありますが、基本的に同じ考えのアルゴリズムを採用しています。

——EVFの覗き心地はZ 7/Z 6と同様に素晴らしいレベルであると思いました。その一方で暗所ではZ 6と比べてノイジーに見えるのは何故でしょうか?

神保 :撮像素子の違いによりノイズ特性が異なるため、高感度や暗所シーンではその影響を受けやすくなっていることが原因です。

——EVFで受けた印象とは裏腹に、高感度性能は悪くないように思います。

浅見 :Z 6と撮像素子は異なりますが、EXPEED6との組み合わせで、最大限の性能が出るように画像設計を行っています。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/interview/1275474.html

Nikon Z 5の低輝度でのAF性能が悪い理由

デジカメWatchがNikon Z 5に関して開発者とのインタビュー記事を掲載しています。記事では、その他にもNikon Z 5の開発理由やコンセプトなどかなり詳しい情報が手に入りますので、全文は記事元リンクからご覧ください。

Nikon Z 5の弱点として、低輝度時のAF性能に問題があるのではないか?というレビューがありました。そのAF性能に関してインタビューされている部分が上記で引用した部分になります。

記事によれば、暗所や低コントラストな場面では、明らかにZ 5のほうがAF速度が遅い理由はなぜか?という質問に関し、センサーのフレームレート制御が異なるためZ 5はフォーカスが合うまでの時間が長く掛かるとしています。

基本的にアルゴリズムは同じものを利用しているので、アルゴリズムやイメージプロセッサの問題ではなく、採用したセンサーの読み出し速度やノイズ、ダイナミックレンジなどがかなりAF速度に影響しているということが考えられそうですね。

さらに暗所部分をEVFでのぞいたときに、Z 6と比較してノイズが多い印象があるという質問については、これもセンサーに起因するノイズで、暗所や高感度ではどうしてもEVFにノイズがでてしまうとしていますね。

ですが、EVFではなく撮影された画像については、特にノイズが多いわけでなく画質そのものはたいして劣化していないのだそうです。それはEXPEED 6プロセッサとの組み合わせで最大の性能ができるようにチューニングをしているからということのようですね。

裏面照射型でないことが影響?

これをみるとセンサーそのものは高感度耐性があまりよくないか、ダイナミックレンジが低くて低コントラストでAF性能がうまく発揮されないのかわかりませんが、いずれにせよ低輝度ではノイズが多いように読み取れます。

そのためノイズが多くなってしまうのでセンサーからEVFに取り込むためのフレームレートを早くすることができず、どうしてもEVFにもノイズが多くなるし、位相差センサーからの読み出しも遅くなるのかAFが合焦するまでの時間が遅くなってしまうという問題が発生してしまっているようですね。

たぶん本体価格を廉価にするために、廉価なセンサーを採用せざるをえず、AF性能が低輝度で犠牲になっているということなのかもしれません。

最近のミラーレスは夜中でも撮影できるほど低照度での撮影には強くなっています。なので、普通に日中に撮影する部分で問題がなければ、ぜんぜん気にする必要はないと思いますが、室内の撮影でAF性能が遅かったという一部のレビューもあるので、そのあたりは気になる情報です。多くのレビューを待ちたいところですね。

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