キヤノン フルミラーレス用廉価標準ズームと思われる特許を出願

ズーム比 4.03
焦点距離 20.61 43.52 83.00
Fナンバー 3.65 5.60 5.80
半画角(度) 42.52 25.76 14.61
像高 18.90 21.00 21.64
レンズ全長 144.78 134.16 149.20
BF 9.10 34.75 70.08

キヤノンが標準ズームレンズの特許を出願

キヤノンがフルサイズミラーレス用の廉価標準レンズと思われる特許を出願しています。上記ではちょっとわかりにくいので当サイトの解釈でまとめてみます。

焦点距離 20~83mm
f値 f/3.65~5.80
画角 42.52~14.61度
像高 21mm
レンズ全長 134.16~149.20mm
バックフォーカス 9.10~70.08mm

(当サイトによる解釈です)

こんな感じになると思います。ですが、広角端が20mmなのはいいのですが、特許の情報によれば20mm時の像高が18.90mmと、フルサイズセンサーに必要な21mmからかなり小さい数値なので完全にケラレている状況になってしまいます。それに20mm時のバックフォーカスが9.10mmと非常に短いです。RFマウントのフランジバックは20mmですので1cmほどカメラにめり込むようなデザインになってしまいます。

ですので、このレンズは20mmスタートではなく、たぶんですが24mmか28mmスタートのレンズになるんじゃないのかな?と思いますね。そうすると、キヤノンとしては珍しい焦点距離のズームになりますが、RF 28-85mm f/3.6-5.6というレンズになるんじゃないのかな?と思います。

2019/12/06追加情報

なおこの特許のレンズに関して、当サイトに以下のようなご意見をいただきました。筆者の不見識をお詫びいたします。そして、ご意見ありがとうございました。

像高 18.90であってもその外側がケラレるわけではありません。
この基準は各社のそれぞれの数値のようでこのキヤノンの基準ではこの数値であると
言っているだけですね。
この外側も光量低下や収差の緩やかな悪化がありますが使えないことはありません。
実際の写真レンズは周辺の像高基準はイメージサイズの7割のようですので大丈夫です。
ただ各メーカーは皆余裕を採って設計していますがボディ内手ぶれ補正、鏡筒の偏心、
ガタなど考慮に入れていると思われます。
(東芝テリー株式会社 撮影レンズの基礎より)

本レンズの場合はコストも重要なので数値が小さいのでしょう。

廉価レンズも必要?

このレンズのスペックをみると、たぶん廉価の標準ズームということになりそうです。恐らくEOS RPなどのような廉価なミラーレスや、より標準ズームキットなどを安くするための廉価標準ズームとして設計されているんじゃないかと思いますね。

そして廉価なレンズが必要かそうじゃないかといえば、たぶん必要なんじゃないのかな?と思います。はじめてフルサイズミラーレスを購入する人は、レンズキットを購入する人が多いと思います。その人たちが購入するには、やはり安価な標準ズームがあったほうが購入されやすくなると思いますね。全員がf/4通しのレンズやf/2.8通しのレンズが欲しいわけではなく、とりあえずフルサイズセンサーのミラーレスが欲しいという人は手が出しやすくなると思いますね。

さらにカメラはレンズがないと使えませんから、初めて購入するレンズキットに安いレンズを使用するというのは、価格を下げる意味でも重要になりそうです。あとは、そのレンズがどのような性能なのか?次第ですが、そのあたりが興味のあるところですね。

詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。

(記事元)https://ipforce.jp/patent-jp-A-2019-207291