年末商戦 ニコン ミラーレス販売 前年比248%大幅増 Z 50投入が奏功

BCNが19年末のカメラ商戦の調査結果を発表しています。

 ミラーレスカメラで苦戦していたニコンは、11月に発売したZ50が奏功。これまでZ6/Z7と高価なフルサイズしかなかったラインアップにAPS-Cで手頃な価格のZ50を投入したことで、12月最終週にミラーレスの売り上げが248.9%に拡大した。一眼レフも、税別の平均単価が7万円台と安さを武器に健闘して98.8%と前年並み水準を維持。レンズ交換型全体では、110.5%と2桁増を記録している。

(記事を一部引用しています)
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200112-00153787-bcn-sci

ニコン年末のカメラ販売が好調

BCNが昨年末の年末におけるカメラ販売の調査結果を公表しています。統計は19年12月2日~20年1月5日のカメラの販売台数を合計したものです。日付が中途半端なのはBCNは週単位で台数を集計しているからですね。概ね12月の販売台数と捉えるとわかりやすいと思います。

詳しくは記事元をみてもらうとして、シェア的にはキヤノンが30%台の最大のシェアを獲得しているようですが、台数的には前年の年末の約半数ということで、かなり販売的に落ち込んでいることがわかります。

ソニーはかなり好調で前年の年末比で122.8%と販売台数が増加しているようです。さすがソニーですね。

そのような中でニコンはシェア的には残念ながらキヤノンには敵いませんが、一眼レフは前年年末比で98.8%とほぼ前年を維持し、ミラーレスについてはなんと販売台数が248.9%と大幅に増加しているとのことです。平均では残念ながらソニーには追いつかず110.5%増加どまりですが、それでも二桁増ということで、ニコンとしてはとりあえずほっとできる結果ではないのかな?と思いますね。

やはり価格とコスパが重要か

一眼レフもそこそこ売れているようですが、売れる理由もわかります。というのも、いまニコンの一眼レフはかなり安価で発売されているからです。例えば、現在ではこんな最安値になっています。

D5600ダブルズームキット 6万6798円
D3500ダブルズームキット 5万7980円

価格.comの調査による)

この価格だけですと、どれだけ安いのかわからないと思いますので、それぞれの初値を引用してみます。

D5600ダブルズームキット 初値11万4036円
D3500ダブルズームキット 初値8万9636円

価格.comの調査による)

D5600ダブルズームキットにおいては約半値という価格になっていますね。ダブルズームキットで7万円を割り込むっていうのは、本当にかなりお得な価格だと思います。さらにちょっと面倒ではありますが、標準ズームキットを購入したい場合でも、ダブルズームレンズキットを購入して望遠ズームをカメラ屋さんで買い取ってもらった方が3000円ほどD5600標準ズームキットが安く買える計算になります。

ミラーレスにはミラーレスのメリットがありますが、光学ファインダの良さもありますので、特にミラーレスでなければならない理由がないのであれば、この一眼レフの価格は本当に魅力的だと思いますね。お得です。

そしてミラーレスが前年年末比で248.9%増加ということについては、去年の今頃はNikon Z 6/Z 7しか販売されていなかったわけですので、この増加というのは自然なことだと思いますね。つまり、フルサイズミラーレスはやはり価格が高いのでカメラ全体のシェアとしてはさほど大きくはないということではないのかな?と思います。そして、今年の年末は、ニコンユーザにもかなり期待されていたAPS-Cミラーレスがようやく発売されたということで、ミラーレスに魅力を感じて、これまでソニーかキヤノンのミラーレスを購入しようかな?と考えていたニコンユーザの需要を一気に引き受けたという可能性もあって、それでかなり売れているということだと思いますね。

既存のニコンユーザの買い替え需要を満たすだけでは、既存のシェア以上にはならないわけですので、ソニーやキヤノンユーザからの買い換えや、新たにカメラを購入しようかな?という人に買って貰えるカメラを作ることが重要だと思います。ですが、それでも高価格になってしまうと購入してもらうのは難しくなりますので、コスパという観点も非常に重要になってくると思いますね。

良い物を安くというのは簡単ですが、実際には難しいと思いますので、そこを頑張っていくしかないのかな?と思います。

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